発達障害の私が通っている就労移行支援事業所③
こんばんは、ぽっぽです♪
今日は就労支援のお話の続きです。
前回の記事はこちら↓
前回の記事では、自分は、他の利用者さんに比べて疲れずに通い続けることが難しいことに気付きました。
しかし、それでもそのままの自分のペースで生きていくことを考えればいいんだよ、と言っていただき、そこから私の就労支援の利用方法が変わっていきました。
講義から個人面談へ
就労移行支援は就職に向かって利用していくものですが、私の場合は安定したリズムで働くことがむずかしいため、就職ではなく自宅でする仕事にしぼって考えていくことになり、利用者全員でうけている講義から個人面談へと変わりました。
講義では教わったことをためしてみて、そこで出てきた疑問を聞きたいけれど、次はまた違う講義になっていて聞く勇気がなかったりしていましたが、個人面談は1対1で、やってみたことの経過も聞いていただけるので、受け身なタイプの自分にとってはとても合っていました。
目標を細かくみていき、理解しながら進む
さて、個人面談ではそもそもなぜお仕事がしたいの?というところからじっくり考えていくことになりました。
そう聞かれて一番に頭に浮かんだ理由は、親に心配をかけず、一人で生活していけるようになりたいからでした。
じゃあ、一人で生活していけるようになるには、どれくらいお金が必要なんだろう?
そういった細かい部分を具体的に計算して調べていくことで、漠然としていた将来への不安が和らいでいき、今やってみるべきこともわかりやすくなりました。
①の、自分だったらどれくらいかかる?というのは、毎月必要な家賃や光熱費などに加えて、自分の生き方に必要なものも見ていきます。
・毎日絵を描いている。PCを使っているので通信代は毎月必要。
・他の趣味は特にないので、趣味代はほとんどかからない。○○円くらい。
このような感じで考えていきます。
おこずかい帳や日記帳をつけていると振り返ることができて便利です♪
③は面談で一緒に考えてもらいます。自分だけだと思いつかない方法もあるからです。
たくさん考えた中で、できそうなものを選んでやっていきます。これが今やるべきことです。
こうして細かく分けて具体的に知ることで、以前より落ち着いてひとつずつやっていけるようになりました。
考えて、知っていくことは安心につながる
私は小さい頃から、自分で考えるということがよくわかっていませんでした。
教わったことは真面目にやれるけど、自分で考えてみなさいといわれると、ポカーンとなっていました。
なので色んな問題が、頭の中にば~っと思い浮かんでは、どうしよう、どうしよう→解決策がわからない→どうしよう。の繰り返しだったんです。
それが就労移行支援事業所に通いはじめて、考え方を教わったことで、自分でも少しずつですが考えられるようになってきて、相談もできるようになり、それが安心につながってきました。
ゆる~く、楽みながら、自分らしく生きていくためにも。
自分で考えて決めていくということをこれからも大切にして、続けていきたいと強く思います。
このブログでも、考えたことや考え方を書いていって、もし私のように自分で考えるというのが苦手で困っている人がいたら、その方にとって少しでも参考になればと思います。
まだまとめる力はなく、拙い文章でわかりにくい部分も多いかと思いますが・・・(;^^)
今後ともよろしくお願いいたします♪
ではまた次回(^^)
発達障害の私が通っている就労移行支援事業所②
こんばんは、ぽっぽです。
今日は前回の続きで、私が実際に通っている就労移行支援事業所の雰囲気や、通ってみて気付いたことについて書いていきます(^^)
前回の記事はこちらです↓
通いはじめる前は、どんな雰囲気なのか全く想像がつかず不安でしたが、思っていたよりもかなり明るい雰囲気で、それぞれのペースを保ちながら、利用者同士の交流も多い感じです。
マナー講座でコミュニケーションのとりかた(会話の入り方や聞き方など)を学んでいるので、そこで学んだことをまずは利用者同士で休憩時間に練習してみたりしています。
お互いに練習とわかっているので、気楽にチャレンジできます(^^)
意外な気付き
栄養管理、マナー、考え方、ラクになる工夫などなど・・・
通い始めてからできるようになったことはたくさんありますが、疲れやすいことだけはどうしても変わりませんでした。
そこである日利用者の人たちに、
「どうやったら朝から夕方まで、疲れずに毎日通えるの?」と聞いてみました。
すると
「学校に行くのと同じ感じだし、朝さえ起きれたら行けるよ!」
「そこはあんまり気にしたことがないからわからないなあ・・・」
「出来ないことばっかりだけど、体力だけは自信あるんだよね 笑」
という答えがかえってきました。
自分のように困っているような反応がなかったことに、とても驚きました。
こうして同じ障害を持つ仲間の話を聞くことで、そこでやっと、気付いたんです。
同じ障害がある中でも、自分は自分が思っていた以上に疲れやすいタイプだったんだ・・・!?ということを。
疲れやすいという自覚はありつつも、同じ障害をもつ人たちの中でも特にその傾向があるというところまでは思っていなかったので、大きな気付きでした。
そのほかにも、自分は他の人より衝動買いや買いすぎてしまうことはほとんどないということにも気付きました。
このように、がんばってもできないこととがんばらなくてもできていること両方にあらためて気付けるようになってきました。
その状態のままで出来ることを考えていく
そしてその気付きは、
仲間の中でもダメなほうなんだ・・・という考え方をするのではなく、
そういうタイプなんです。それだけです。とまずフラットに考える。
犬だと思っていたけど、実は猫だった。そうだったんだ~!という感じに。
猫は犬になれないから、猫のまま、猫らしく楽しく生きていくにはどうしていこうかな?
つまり
私のまま私らしく楽しく生きていくにはどうしていこうかな?
そういう進み方でいいんですよ。と教えていただきました。
その気付きから、私の就労支援移行の利用の仕方が変わっていきました。
その話は次回かいていきますね♪
ではまた(^^)
発達障害の私が通っている就労移行支援事業所①
こんにちは、ぽっぽです(^^)
今日は私が実際に通っている就労移行支援事業所についてかいてみました。
就労移行支援事業所とは何か については前回の記事でかいています↓
就労移行支援事業所でやっていること
このスケジュールは私が通っている事業所での週間スケジュールです。
こういったスケジュール内容は事業所によってさまざまです。
私が通っているところでは、
・自分だけで作業する時間 (書類作成・データ入力)
・自分でやることを考えて学ぶ時間 (自習・自己分析)
・みんなで協力して作業する時間 (終礼後の掃除)
・みんなで話し合ってまとめる時間 (グループワーク)
・講義をうける時間 (マナー講座・企業研究)
・現状を把握したり、相談する時間 (面談)
など、働く上で必要になってくることを総合的に学んでいける場になっています。
私が通っている事業所の特徴
このように、週間スケジュールが決まっている中でも、通っている人たち全員が同じように通うのではなく、それぞれの目標を決めて、その目標に向かってプランを組みながらチャレンジしていきます。
通ってみて1番よかったこと
私の場合は脳の多動傾向や感覚過敏があるためか、とても疲れやすく、1日のうち活動できる時間がすごく短いので、何かにチャレンジしたいと思ったときにその点がいつも一番の悩みであり、欠点であると思っていました。
けれどそれは欠点ではなく、そのままの状態で出来ることにチャレンジしていっていいんですよ、と背中を押してくださったのが就労支援移行所でした。
~でなければダメ という思考のクセを少しずつやわらげていくことができるようになっていける環境が、わたしにとっては一番通ってみてよかったなと感じている部分です(^^)
次回は通い始めてからの心境の変化・気付いたことなどを書いていこうと思います♪
発達障害の人が頼れる就労支援 ~就労移行支援事業所とは~
こんばんは、ぽっぽです。
今日は発達障害の人が就職活動で困っているときに頼れる福祉サービス、”就労移行支援”と、それを行っている事業所についてかいてみました(^^)
病院以外で頼れる場所のひとつ
就労移行支援事業所は、私自身がとてもお世話になっていて、病院以外で頼れるもうひとつの場所にもなっているところです。
病院では、病院にきたそのときの自分を先生に見てもらいますが、事業所では毎日通っていろんな作業を行ってる自分を、複数のスタッフの方々に見てもらえます。
何が違うかというと、
・水曜日あたりになると疲れて休みがちになってくるね
・調子の良いときは、作業が2倍くらい速くできているね
というような、自分では気付かなかったことに、気付いてもらえるということです。
そして、そういった気付きのあとに、じゃあどうやったらうまくいきやすくなるかな?というアドバイスを、複数の人に聞けて、その中からできそうなものを選んでチャレンジしていけます。
サービス利用開始までの流れ
調べて気になった事業所があれば、説明会や、体験プログラムなどを行っているところもあるのでぜひ参加してみてください。
私が通っている事業所では、定員の関係で利用開始までに少し期間があきましたが、その間にこれからどのように利用していくかを何回かにわけて面談していただき、自分に合ったスケジュールを一緒に考えて決めていただいてました。
新しいことにチャレンジするのが苦手な私でしたが、
その人に合わせて焦らずに、1歩ずつ進んで行こうというスタイルの事業所さんだったので、のんびり屋の自分にぴったりだと思い利用を決意できました。
就職活動に不安があったり、わからないことがあればぜひ一度頼ってみてくださいね。
次回は引き続き
就労支援事業所は実際どのような感じなのかを書いていきますね(^^)♪
ADHD対策 ~部屋の片付け~ ”みえない” けど ”わかる” 収納
こんにちは、ぽっぽです。GWいかがお過ごしでしょうか。
今日は部屋の片付けや模様替えの際の配置方法についてかいてみました。
私はADHDの特性を少し持っていて、”気が散りやすい”&”忘れっぽい”ことがあります。
なぜかわからないけど気がつけば部屋がぐちゃぐちゃになっていたり、すぐに物をなくしてしまったりしていました。
そこで、なぜそうなるのかを考え、色々と工夫を試した結果、効果があったものがいくつかあるのでそちらをまとめて紹介しようと思います(^^)
”みえない” けど ”わかる” 収納にする3ステップ
気が散る&忘れやすい 両方同時に対策♪3ステップ
①家具や物の配置は行動別にして、範囲を集中させる
②棚などに入っている物を小さいカーテンなどで隠し、見えないようにする
③そこに何があるかわかるように、ラベルに詳しく書いて貼る
集中しやすい環境+どこになにがあるかわかる地図をつくることで疲れにくい部屋になります♪
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
↓ラベルシールについては過去にかいたこちらの記事も参考にどうぞ♪
一気にやらずに、まずはよく使う大事なものから
私が一番大切にしていること、シェアしたいことは、障害を克服しようということではなく、少しでもラクな気持ちになっていくことです。
今回の記事も、部屋をきれいにしようというのが目的ではなく、そうすることで結果的に疲れが減ってラクになったらいいよね♪という気持ちなんです。
ADHDの多動傾向というのは、いつも頭を使っています。
脳が、何もしてなくてもがんばってしまっている状態なので、何かをしようと思い立つとさらにがんばってしまって疲れが急激に出てしまうんですよね。
その結果、がんばりすぎているにもかかわらず、全然できていない・体力がないと思い込んでしまいがちです。
でも、本当はもう、じゅうぶんやっているんです(^^)
「もう疲れた」「とてもじゃないけど全部するのは気が遠い」と、重い気持ちになりはじめたときは、ラクになるためにやっているだけだから、また気が向いたときにやればいいんだということを思い出して、休憩をとってくださいね。
今回の片付けについても、一番よく使う大事なものだけやってみてもいいと思います♪
おいしいお茶でも飲みながら、一緒にゆっくりと進んでいけたらいいですね♪
では、また次回♪
発達障害での通院ではどんなことをしているのか
こんばんは、ぽっぽです。
今日は通っている病院先についてのお話です。
病院をどう選んだのか、主治医の先生とどんな風に話しているかについて書いてみました(^^)
病院選び
自分にとってどんな病院が合うのだろう?
大きい病院に行くか、小さいところに行くかなど、病院選びで迷うこともありますよね。
どの病院がいいかというのは、自分がどうであったら安心して通えるのか・何を重視しているのかによって変わってくると思います。
たくさん話を聞いてほしい ←→ 対処法を簡潔に示してほしい
待つのが苦手だ ←→ 待つのは苦にならない
家から近いほうがいい ←→ 遠くても気にならない
こういった自分にとって気になるポイントをいくつか書き出してみて、迷っている病院をくらべてみると、どちらが合っているのかがわかりやすくなります。
迷ったときはぜひ一度、表にしてみてください。
↓ このような感じに♪ ↓
主治医の先生とはどんな話をしているの?
病院では個室で先生と話をするので、他の人がどんな風に先生と話しているかって知れる機会が少ないですよね。私自身も気になっていることだったりします。
私の通っているクリニックでは、初診時は1時間程度、それ以降の通院では1回15~20分程度の時間をとっていただき、最近の様子を報告したり、困ったことや気になったことを相談するようにしています。
私は家族や友人に頼れない面があるので、”なんでもゆっくり話せる場所がある”という安心感があることは、すごく重要でした。
話せる時間については、大きい病院だと患者さんもたくさんいるので、あまり話せなかったりするようです。
もし自分にとって話を聞いてもらえることが重要であれば、ゆっくり時間をとっていただける病院を選ぶと良いかもしれませんね。
周囲やインターネットの情報で見聞きする「○○病院がいいよ」「□□病院はちょっと・・・」などの意見も参考の1つにはなると思いますが、自分にとって重要なポイントはどこだろう?という自分目線で選んでいくと、自分に合う病院が見つかりやすいと思います♪
では、また次回(^^)
発達障害かも・・・。病院に行ったほうがいい?
こんばんは、ぽっぽです。今日は発達障害でかかる病院についてのお話です。
最近、ADHDやASDの傾向があるかどうかの自己診断がインターネットでもできるようになってきています。
自己診断の結果で傾向が高いと出たときに、病院に行くかどうかで悩むかたも多いと聞きます。
そこで、自分の経験をメモに残すことで、そういった方々の参考の1つになればなと思い、発達障害でかかる病院について描いてみました。
からだの病気でかかる病院との違いは?
自立支援医療
もし、発達障害と診断され、長期にわたって通院が必要な場合は、自立支援医療というものを申請できる場合があります。
これは、健康保険で3割負担だった医療費が、1割負担に軽減されるものです。
申請には診断書が必要です。
私の場合は主治医の先生からすすめていただきましたが、特にそういったすすめがない場合でも通院が続くようであれば、申請できないかどうかをぜひ聞いてみてください。
精神障がい者福祉手帳
さらに長期にわたって日常生活が困難である場合は、精神障がい者福祉手帳を申請をすることで、通院以外での経済的負担も少し軽減される場合があります。
申請には診断書が必要です。初診から6ヶ月以上経過してからが条件となります。
この手帳を持っていると公共料金の割引や税金の控除などが受けられます。
また、地域によって異なりますが、電車やバスなどの交通費や公共施設の割引なども受けることができます。
自立支援医療と手帳の申請は同時に行うことも可能です。
その場合、手帳の診断書だけで申請できるので、役所に何度も行かなくてもいい・経済的負担も少ないというメリットがあります。
もし、タイミング的に同時に申請できそうであれば、そのほうが負担が少ないかもしれないですね。
病院選び・その他支援機関
病院だけでなく、発達障害について相談ができる発達障害者支援センターなども全国にあるので、相談しやすそうなところから行ってみると良いと思います(^^)
発達障害者支援センターはお住まいの地域にあるところを検索してみてくださいね。
最後に、インターネット上で簡単なチェックができるところも載せておきます。
気になっている方は参考程度に、チェックしてみてください。
誰にも相談できない環境は、気持ちも不安定になりやすいので、そういった場合はまず相談できる場所があるだけでも気持ちがラクになってきます。
今までたくさん悩みながらがんばってきた分、これからは1人で抱え込まずに、誰かに頼ってみてくださいね。
では、また次回(^^)